まず、計測できること
始める前にはっきりさせておきましょう。再生回数が見えるリンクツールはありません。 Spotify や Apple Music は、訪問者が来たあと曲を再生したかどうかをリンクのページに教えません。リリースページで計測できるのは次のものです。
- 訪問 —— ページを開いた人。
- サービスへのクリック —— Spotify、Apple Music などのサービスをタップした人。
- 各訪問の流入元 —— 投稿、プロフィール、広告、QR コード。
Spotify へのクリックは、リンクが得られるもののなかで「聴く」にいちばん近い指標で、投稿を比べるのに適しています。再生回数は、Spotify for Artists、Apple Music for Artists、ディストリビューターのレポートで並行して確認しましょう。
流入元はどう判定されるか
listenthru は、次の順で各訪問の流入元を判定します。
- リンクについた
utm_source。ただし listenthru が知っている流入元の場合です(例:ig_story、ig_bio、tiktok_bio、meta_ads、tiktok_ads、youtube、newsletter、qr)。知らない名前は「その他」にまとめられるので、思いつきの値で統計が散らかりません。 - Meta と TikTok がリンクに付ける広告クリックの識別子(
fbclid、ttclid)。 - 参照元のサイト:Instagram、Facebook、TikTok、X、YouTube、Threads、LINE、検索エンジン。
- どれにも当てはまらなければ、直接の訪問として数えます。
utm_campaign の名前はそのまま記録されるので、同じ流入元のなかで投稿ごとに比べられます。
手順
リリースのリンク作成を開く
listenthru でリリースを開き、リンクをシェアする場所を選びます。Instagram ストーリーズ、Instagram のプロフィール、TikTok のプロフィール、Meta や TikTok の広告、YouTube、X、LINE、ニュースレター、そのほかの場所。
キャンペーン名をつける
teaser-1 や tour-2026 のような短いキャンペーン名をつけて、投稿を見分けられるようにします。
タグ付きリンクを使う
タグ付きリンクをコピーして、その場所だけで使います。広告なら、広告のリンク先 URL に設定します。
広告アカウントを連携する
Meta ピクセルと TikTok ピクセルを追加します。Pro ではアクセストークンも追加すると、同じイベントをサーバーからも送れます。
分析の流入元を見る
流入元とキャンペーンごとに、訪問数、サービスへのクリック、いちばん多いサービスがわかります。クリック数で並べ替えれば、何が効いたかが見えます。
手動でタグをつける
自分でタグをつけることもできます。リリースページのアドレスの末尾に ?utm_source=ig_story&utm_campaign=teaser-1 を加えます。流入元には上の既知の名前を使い、キャンペーン名は短く、小文字とハイフンで。リンクは場所ごとにひとつずつ使いましょう。
ポスター、フライヤー、グッズには、各リリースの QR コードを使いましょう。スキャンは「QR コード」として数えられます。
クリックを Meta と TikTok の広告に送る
広告を出しているなら、プラットフォームは「大事だ」と伝えたイベントに向けて最適化します。ページの表示は弱いシグナル、配信サービスへのクリックは強いシグナルです。
- Meta(Instagram と Facebook)。 Meta ピクセルを追加すると、サービスへのクリックが Lead イベントとして送られます。
- TikTok。 TikTok ピクセルを追加すると、サービスへのクリックが ClickButton として送られます。
- Pro ではサーバーからも。 同じイベントを Meta のコンバージョン API と TikTok の Events API からも送り、共通のイベント ID でクリックが二重に数えられないようにします。サーバーイベントは、ブラウザのピクセルのように広告ブロッカーやブラウザの制限で隠されることがありません。
- 同意。 EEA、英国、スイスからの訪問者には、広告タグが動く前に確認を取ります。
Google タグ(GA4 と Google 広告)、Snapchat、X のタグも追加できます。これらはブラウザで動きます。
結果の読み方
分析の「流入元」では、訪問が来た場所ごとに、訪問数、サービスへのクリック、いちばん多く選ばれたサービスが、クリック数の順に並びます。クリック率——クリック数を訪問数で割ったもの——は、各投稿を何人が見たかに左右されないので、ストーリーズとプロフィール、ある広告と別の広告を比べるのにいちばん適しています。
- 訪問は多いのにクリックが少ない流入元:興味は引けたけれど、ページで背中を押せていません。アートワークや最初に表示されるサービスを見直しましょう。
- 訪問は少ないのにクリック率が高い流入元:小さいけれど熱心な層です。そこへの投稿を増やす価値があります。
- 「開いたアプリ」では、訪問者がどのアプリの中にいたかがわかり、参照元がないときの手がかりになります。
無料プランでは分析を7日分、Pro では90日分保存し、CSV のダウンロードとリリースの比較もできます。
よくある質問
ある投稿が何回の再生につながったかはわかりますか?
リンクツールではわかりません。配信サービスは再生をリンクのページに知らせないからです。わかるのは流入元ごとの各サービスへのクリックで、再生回数は各サービスのアーティスト向け管理画面で確認します。
listenthru が参照元を読むなら、UTM タグは不要ですか?
ひとつのアプリの中で比べたいものがあるなら必要です。Instagram のストーリーズ、プロフィール、広告は、タグがなければすべて「Instagram」に見えることがあります。
Meta と TikTok にはどんなイベントが送られますか?
サービスへのクリックが、Meta には Lead、TikTok には ClickButton として送られます。Pro ではサーバーからも送り、ブラウザのイベントと重複しないようにします。
utm_source に自分で決めた名前を使えますか?
listenthru が知らない名前は「その他」にまとめられます。リンク作成か既知の名前を使い、細かい区別は utm_campaign に入れてください。