どの投稿と広告が Spotify へのクリックにつながった? Instagram と TikTok の計測

同じリンクを、ストーリーズ、リールのキャプション、2つのプロフィール、そして広告に使ったとします。1週間後、そのうちどれが本当に曲へ人を送ったのかを知りたくなるはずです。その設定方法と、計測できること・できないことをまとめました。

2026年10月23日 更新 · 約6分で読めます

まず、計測できること

始める前にはっきりさせておきましょう。再生回数が見えるリンクツールはありません。 Spotify や Apple Music は、訪問者が来たあと曲を再生したかどうかをリンクのページに教えません。リリースページで計測できるのは次のものです。

  • 訪問 —— ページを開いた人。
  • サービスへのクリック —— Spotify、Apple Music などのサービスをタップした人。
  • 各訪問の流入元 —— 投稿、プロフィール、広告、QR コード。

Spotify へのクリックは、リンクが得られるもののなかで「聴く」にいちばん近い指標で、投稿を比べるのに適しています。再生回数は、Spotify for Artists、Apple Music for Artists、ディストリビューターのレポートで並行して確認しましょう。

流入元はどう判定されるか

listenthru は、次の順で各訪問の流入元を判定します。

  1. リンクについた utm_source。ただし listenthru が知っている流入元の場合です(例:ig_story、ig_bio、tiktok_bio、meta_ads、tiktok_ads、youtube、newsletter、qr)。知らない名前は「その他」にまとめられるので、思いつきの値で統計が散らかりません。
  2. Meta と TikTok がリンクに付ける広告クリックの識別子(fbclid、ttclid)。
  3. 参照元のサイト:Instagram、Facebook、TikTok、X、YouTube、Threads、LINE、検索エンジン。
  4. どれにも当てはまらなければ、直接の訪問として数えます。

utm_campaign の名前はそのまま記録されるので、同じ流入元のなかで投稿ごとに比べられます。

手順

  1. リリースのリンク作成を開く

    listenthru でリリースを開き、リンクをシェアする場所を選びます。Instagram ストーリーズ、Instagram のプロフィール、TikTok のプロフィール、Meta や TikTok の広告、YouTube、X、LINE、ニュースレター、そのほかの場所。

  2. キャンペーン名をつける

    teaser-1 や tour-2026 のような短いキャンペーン名をつけて、投稿を見分けられるようにします。

  3. タグ付きリンクを使う

    タグ付きリンクをコピーして、その場所だけで使います。広告なら、広告のリンク先 URL に設定します。

  4. 広告アカウントを連携する

    Meta ピクセルと TikTok ピクセルを追加します。Pro ではアクセストークンも追加すると、同じイベントをサーバーからも送れます。

  5. 分析の流入元を見る

    流入元とキャンペーンごとに、訪問数、サービスへのクリック、いちばん多いサービスがわかります。クリック数で並べ替えれば、何が効いたかが見えます。

手動でタグをつける

自分でタグをつけることもできます。リリースページのアドレスの末尾に ?utm_source=ig_story&utm_campaign=teaser-1 を加えます。流入元には上の既知の名前を使い、キャンペーン名は短く、小文字とハイフンで。リンクは場所ごとにひとつずつ使いましょう。

ポスター、フライヤー、グッズには、各リリースの QR コードを使いましょう。スキャンは「QR コード」として数えられます。

クリックを Meta と TikTok の広告に送る

広告を出しているなら、プラットフォームは「大事だ」と伝えたイベントに向けて最適化します。ページの表示は弱いシグナル、配信サービスへのクリックは強いシグナルです。

  • Meta(Instagram と Facebook)。 Meta ピクセルを追加すると、サービスへのクリックが Lead イベントとして送られます。
  • TikTok。 TikTok ピクセルを追加すると、サービスへのクリックが ClickButton として送られます。
  • Pro ではサーバーからも。 同じイベントを Meta のコンバージョン API と TikTok の Events API からも送り、共通のイベント ID でクリックが二重に数えられないようにします。サーバーイベントは、ブラウザのピクセルのように広告ブロッカーやブラウザの制限で隠されることがありません。
  • 同意。 EEA、英国、スイスからの訪問者には、広告タグが動く前に確認を取ります。

Google タグ(GA4 と Google 広告)、Snapchat、X のタグも追加できます。これらはブラウザで動きます。

結果の読み方

分析の「流入元」では、訪問が来た場所ごとに、訪問数、サービスへのクリック、いちばん多く選ばれたサービスが、クリック数の順に並びます。クリック率——クリック数を訪問数で割ったもの——は、各投稿を何人が見たかに左右されないので、ストーリーズとプロフィール、ある広告と別の広告を比べるのにいちばん適しています。

  • 訪問は多いのにクリックが少ない流入元:興味は引けたけれど、ページで背中を押せていません。アートワークや最初に表示されるサービスを見直しましょう。
  • 訪問は少ないのにクリック率が高い流入元:小さいけれど熱心な層です。そこへの投稿を増やす価値があります。
  • 「開いたアプリ」では、訪問者がどのアプリの中にいたかがわかり、参照元がないときの手がかりになります。

無料プランでは分析を7日分、Pro では90日分保存し、CSV のダウンロードとリリースの比較もできます。

よくある質問

ある投稿が何回の再生につながったかはわかりますか?

リンクツールではわかりません。配信サービスは再生をリンクのページに知らせないからです。わかるのは流入元ごとの各サービスへのクリックで、再生回数は各サービスのアーティスト向け管理画面で確認します。

listenthru が参照元を読むなら、UTM タグは不要ですか?

ひとつのアプリの中で比べたいものがあるなら必要です。Instagram のストーリーズ、プロフィール、広告は、タグがなければすべて「Instagram」に見えることがあります。

Meta と TikTok にはどんなイベントが送られますか?

サービスへのクリックが、Meta には Lead、TikTok には ClickButton として送られます。Pro ではサーバーからも送り、ブラウザのイベントと重複しないようにします。

utm_source に自分で決めた名前を使えますか?

listenthru が知らない名前は「その他」にまとめられます。リンク作成か既知の名前を使い、細かい区別は utm_campaign に入れてください。

無料プランで公開リリース3件まで。カード登録は不要です。

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